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アイマグブログ―OFFICE SYSTEM7 藤田晴彦

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巨星落つ

大好きな人が逝かれました。
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自分のニューアルバムとライブの告知のためにゲストにお越しになったにも関わらず、

「君も僕も歌い手なんだからさ、歌の話をしようよ。
僕もラジオ出身だからよく分かるんだけどさ、
告知とかリスナーさんは面白くないからしなくていいよ。」

と、イベンターさんを横目に、
終始ラジオで音楽の話をさせて頂きました。
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今思えば、彼の最後となったメッセージは、
松山市民会館大ホールの楽屋で、

「いい音楽といい水といい仲間がいれば、
我々は元気でいられるとラジオでみんなに伝えてね」でした。
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歌で世界をつなげたいと語る、尊敬できる人格者でした。

谷村新司さんのご冥福を心よりお祈り致します。

# by imag0890 | 2023-10-16 18:36

流しの演劇プロデューサー

芸術の秋、10月13日(金)20日(金)27日(金)放送の
「親守歌@Fnam RNBラジオ」のゲストは、
新居浜市出身の自称「流しの演劇プロデューサー」細川展裕さん。

劇団第三舞台や劇団☆新感線の元社長で、
古田新太さんから小栗旬さんまで多くの売れっ子役者を育てて来られた
日本の演劇界で一番有名なプロデューサーです。

収録中、愛媛が誇るみかん一座の戒田座長も乱入。

僕が細川さんと出会ったのは1990年夏、
当時同じレコード会社の先輩バンドだった聖飢魔IIさんの
宣伝担当だったSONY安場氏からご紹介頂いたご縁でしたが、
僕が上京して初めて会った愛媛県人が細川さんでした。

その時「こいつこれから売れるから」とご紹介頂いた役者さんが、
まだ無名時代の古田新太さんでした。
当時から先見の明がありましたね。

現在の細川さん、10年前に住民票を松山市に移し、
1年の大半を東京で過ごす傍ら、月に1度は愛媛に帰郷し、
ご両親のお墓参りをしているそう。

「松山に帰ったら二番町あたりの焼き鳥屋で飲んでるんだけどさ、
小栗旬くんと仲が良いだの、
昨日は長澤まさみちゃんと仕事したなんて話してるから、
俺はみんなからホラ吹きじいさんだと思われてるわけ(笑)、
まあそれでいいんだけどさ(笑)」

32年振りに再会した彼は、相変わらず素敵な知識人でした。

演劇プロデューサーという仕事とは?
今まで一緒に仕事をした人の中で一番印象に残っている役者は?

3週連続で彼の人生を振り返ります。
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# by imag0890 | 2023-10-12 09:13

【本日情報解禁】

【本日情報解禁】
今年の愛媛の音楽シーン最大のニュース、本日情報解禁です。

来春1/6(土)、1980年代に松山を沸かせた14バンドがサロンキティーに集結!

CBS SONYからデビューしたクラクションの前身であるステテコクラクションや、
今も現役で松山千春さんのキーボードを務めるあの方のお名前もあります。

それも、入場無料という前代未聞のコンサート。お見逃しなく!

諸先輩を差し置いて、我々THE COKESが大トリを取らせて頂きます。

僕は19時半〜演奏予定のHYSTERIC CLUBというバンドでもボーカルを務めます。
20才の時、結成2週間で四国大会優勝して、すぐに解散した伝説のバンドです。
お楽しみに。

ゲラップ・スタンダップ・アラフィフ!

思えば、2009年にやったライブの最後に
「15年後にまたお会いしましょう!」と叫んだ言葉が本当になりました。

すべて杉本さんの天国からの采配のような気がしています。
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# by imag0890 | 2023-10-10 19:49

夏の終わりに

フェイスブックは頻繁にアップしていますが、
こちらのブログをアップするのをすっかり忘れていて、
気づけば夏が終わろうとしています。

学生時代に1度だけ読んでアレルギーを持っていた村上春樹作品。

先月うちに遊びにきてくれたドイツ人の友人バーバラが分厚い英語の本を読んでいて
「海辺ノカフカ、面白イヨ。ハルノ好キナ猫モ出ルシ、四国ガ舞台ダシ」
と薦められ、上下巻、昨日やっと完読。
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今読むと、学生時代に感じた彼の世界観に対する違和感は、
僕自身の感性不足だったことがよく判ります。

村上作品は、現実と空想の間にある、
どこか懐かしく物悲しい世界に連れて行ってくれました。

しかし、どんなに想像力を働かせても理解不能な部分もあり、
村上作品の世界観と僕の心の柔突起はピタリとは合わず、
今読んでいる吉村昭氏の「破船」ほどの共感は得られませんでした。
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今年はどんなに忙しくても10分でも時間を割いて午前中は読書、
寝る前には映画を1本は努めて観るようにしています。

他人を思いやる心、生命を尊重する心、
自然や美しいものに感動する心、知的好奇心、
社会に対する疑問、自分で考える力想像力、
あらゆる芸術は多くの物を我々に与えてくれます。

今朝の外はとても涼しく、芸術の秋到来近しの予感がします。
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今週末からシルバーウイーク、お互いもう少しがんばって参りましょう。


# by imag0890 | 2023-09-14 10:57

78回目の終戦の日

今日は終戦の日。

誰もが特攻を美談にしますが、特攻は悲劇そのものです。
人を兵器としか思わないこの作戦自体が僕にはとても許し難い。

志願というのは形だけで、各学校に入隊ノルマが振り分けられ、
まだ子供に毛が生えたような多くの若者が強制同様に入隊させられました。

そして操縦技術が未熟だった彼らのほとんどが、
敵艦に突撃するどころか、敵艦に辿り着くこともできず
無駄に命を落としました。

どうせ降伏をするのなら、もう少し、せめてあと半年、
早く降伏を決断してくれていれば、
特攻隊員の命も、沖縄、広島、長崎の悲劇もなかったのに、、、
と、歴史に「たられば」はないと知っていながら
ついそう思わざるを得ません。

「これが最後の便りかも知れん」
と祖父が戦地から祖母に宛てた、
自分が死んだ後のお金の心配をする内容の2枚綴りの手紙を読む度に、
涙が込み上げてきます。
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残された我々ができることは、
戦争でお亡くなりになった多くの方々のご冥福をお祈りすることと、
先人の過ちを繰り返さないことだけ。

幼子を残し、遠い国で亡くなった祖父や多くの方々の無念を思うと、
これらの言葉さえ虚しく感じますが、
この痛みを忘れた時に戦争はまた必ず起きます。

合掌。
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# by imag0890 | 2023-08-15 10:42

メモ帳がわりに書き込みます。


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