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アイマグブログ―OFFICE SYSTEM7 藤田晴彦

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早秋に。

おはようございます♪ 気持ちいい土曜朝の海の空気を肺一杯に吸い込んでゆっくりはき出すと、力がみなぎってきます。


あれだけ吸ってたタバコをやめて7年。歴史の本を読んでいると、江戸時代の商人が書いた「20〜60才まで嗜好品をすべてやめた時の所得効果」を計算した「身体柱立」というテキストがありました。


江戸の人は1日に酒代十文(500円)、タバコに三文(150円)、理髪代を年に二十匁(66,000円)使っていたそうです。


江戸中期の金利は10%。金利の高い社会では倹約の効果は絶大で、酒、タバコ、理髪代を40年間がまんして貯蓄運用すると利子が利子を呼び、今のお金で酒で9000万円、タバコと理髪代で各3000万円、合計1億5000万円ほどの所得効果になったと言います。


昨夜帰りのタクシー運転手さんが、「景気が良くなってるなんて報告書が国会には出てるらしいけど、うちらの業界でそんなことまともに思ってる人間はひとりもいませんわ。我々の税金で天下ってる人のふところだけが満たされてるんでしょ。この10年でタクシーチケットの枚数は三分の一以下ですよ、目に見えて深刻です。」と嘆いてました。


ちなみに、江戸時代後期、ロシア海軍士官をはじめとする外国の報告書には、「日本人は聡明で抜け目がない。忍耐強く勤勉で、短期間のうちにヨーロッパ列強と肩を並べるに違いない」と警戒するほどに日本人を賛美していますが、日本の弱点もよく見ています。


「服従になれた国民だが、治めるものと治められるものが平等である原理をわかっていない」「日本行政の弱点の縮図は、公共のお金が、給料の安い大勢の役人によって食いつくされている。(明治初期 英国人女性イザベラ・バード)」


今の日本の長所短所は、江戸や明治時代からすでに形成され、先送りされたまま、改善されるどころかより多くの税金の垂れ流しをまねく「天下り天国」のシステムへと変化していった感がありますね。


今の南海放送ラジオは雑学よりも音楽優先ですから叶いませんが、上記の江戸の数字と運転手さんのお話、かつてのTHE INAZOがまだ続いていたら絶好のクイズ、話題ネタでした(笑)。


スポーツ、文学、食欲の早秋、いい週末を。

早秋に。_d0371433_13222684.jpg


by imag0890 | 2017-09-09 13:25

メモ帳がわりに書き込みます。


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